この記事は、管理人(もと若手ヒラ社員)の管理人(もと若手ヒラ社員)がアメリカでPMとして働いていく中で体験したエピソードをお届けします。今回のテーマは「電話嫌いだった私が電話での英会話を克服した話」です。
当方は、日本でSE的な仕事をしてPMPを取得後、アメリカの会社でプロジェクトマネージャーをしています。言語は全て英語です。30年以上日本で暮らしていたので、こんなに英語をしゃべるのは人生で初めてです。メールなら何とかなるものの、頑張って話しても「??」という顔をされることも少なくありません。
会話せずにメールする、身振り手振りやホワイトボードを活用、などでなんとかコミュニケーションをとってきたのだけど、鬼門は電話です。
日本でも電話が苦手だった私にとって、ビジュアルが使えない、かつ相手の声が聞こえづらい電話での会話は苦痛でしかありませんでした。
でも、ある出来事をきっかけに、電話嫌いを克服できました。
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現在手がけているプロジェクトは、全米に展開する拠点向けのシステム導入です。出張など一切せずに、本社に座って各拠点とやりとりをしながらシステムを導入していきます。なので、拠点の様子が全く見えません。
拠点にハードウェアを設置してもらって、その動作確認をする、という役割があったのですが、「拠点の人に英語で電話して、動作確認をしてもらう」というのが苦手すぎて、後回しにしていました。しばらく前に動作確認はされていたので、おそらく動いているはずだったのです。
ところが、本番稼動を目前にしたあるとき、拠点のハードウェアが全く動いていないことが判明しました。設置から時間がたっていたので、電源が落ちていたようです。ものすごく優秀な同僚が拠点と電話して問題を切り分けまくって、数時間で解決してくれたのだけど、本来ならば私が数週間前に拠点に電話して、問題を認識して、対策をうっていなければならないはずでした。
助けてくれた同僚に「ギリギリに確認してたらよくないよ」とやんわり注意され、冷や汗が止まりませんでした。
これをきっかけに、私は50箇所近い拠点に日々電話をかけてハードウェアがしっかり稼動しているか、確認する作業を始めました。はじめは電話するのもぎこちなかったけれど、とにかく場数を踏むに連れて慣れてきました。保留とか幾度かの掛け直しがあったりで、累計3-4時間かけたでしょうか。50拠点すべての電話確認を終えることができました。何となく、英語力が上達したように思いました。
失敗しないように先回りして努力するのが良いPMなのだけど、失敗して冷や汗をかいて、改善しようと努力して成長することも時には必要なのでしょう。
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最後に、英語で電話をするうえでのコツとして、ワンポイント英会話です。
こんな感じで電話をかけていました。(当方の業務の場合)
A:Thanks for calling for XX store, this is Mike, how can I help you? (XX店にお電話ありがとうございます、マイクです。どうされましたか?)
私:Hi Mike, can I speak with Linda, please? (マイクさんこんにちは、リンダさんいますか?)
A:OK, hang on sec. Whom am I speaking with? (お待ちください。どちら様ですか?)
私:Thanks, this is Hira from XX company (XX社のヒラ社員です)
B:(転送) Hi, thanks for calling this is Linda.
私:Hi Linda, this is Hira from XX company, working for YY project. I have a question for you. (リンダさんこんにちは、XX社のヒラです。YYプロジェクトに従事してます、質問があるんです)
B:Sure. (どうぞ)
私:Your store has a big black device in front of the storage, correct? (そちらのお店の倉庫の前に大きな黒い機械がありますよね?)
B:Yes. But we are not touching it. (ええ、でも誰も触ってませんよ)
私:I would like you to make sure that one is working. (その機器が動くか確かめていただきたいんです)
B: What do you want me to do? (何をすればいいんですか?)
…などなど。
学んだこと
・他人だろうが、とにかくファーストネームで呼びかける
→第一声の名前をキャッチするのがすごく大事。
・転送=新しく電話をかけたのと同じでイチからスタート
→日本みたいに「課長、XXさんがYYの件で電話してきました」なんて一切ない。
・簡潔にこれを教えてくれる?というスタンスで良い
→日本だと「XXをしているYYともうします。XXの件でお伺いしたいことがあってお電話さしあげたのですが…」だけど、相手からすると、「私ゃ何をすればいいんだい?」というのが最優先。
名乗る、相手の名前を呼ぶ、は結構重要テクっぽいです。
参考になりましたか?当ブログは、管理人(もと若手ヒラ社員)がPMPを受験するまでに行った勉強法などをご紹介しています。また、PMP試験を受験する際に、英文経歴を書くのに苦戦している方向けに、 プロジェクト経歴の英訳代行というサービスも行っています。2016年4月には3名から依頼があり、サービス開始から1年でのべ30名ほどを対応いたしました。
「このサービスまだやっているのかな?」 と気になってしまう方のため、ブログの生存確認的な意味で定期的に日記を公開しています。
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この記事の投稿日時:
当方は、日本でSE的な仕事をしてPMPを取得後、アメリカの会社でプロジェクトマネージャーをしています。言語は全て英語です。30年以上日本で暮らしていたので、こんなに英語をしゃべるのは人生で初めてです。メールなら何とかなるものの、頑張って話しても「??」という顔をされることも少なくありません。
会話せずにメールする、身振り手振りやホワイトボードを活用、などでなんとかコミュニケーションをとってきたのだけど、鬼門は電話です。
日本でも電話が苦手だった私にとって、ビジュアルが使えない、かつ相手の声が聞こえづらい電話での会話は苦痛でしかありませんでした。
でも、ある出来事をきっかけに、電話嫌いを克服できました。
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現在手がけているプロジェクトは、全米に展開する拠点向けのシステム導入です。出張など一切せずに、本社に座って各拠点とやりとりをしながらシステムを導入していきます。なので、拠点の様子が全く見えません。
拠点にハードウェアを設置してもらって、その動作確認をする、という役割があったのですが、「拠点の人に英語で電話して、動作確認をしてもらう」というのが苦手すぎて、後回しにしていました。しばらく前に動作確認はされていたので、おそらく動いているはずだったのです。
ところが、本番稼動を目前にしたあるとき、拠点のハードウェアが全く動いていないことが判明しました。設置から時間がたっていたので、電源が落ちていたようです。ものすごく優秀な同僚が拠点と電話して問題を切り分けまくって、数時間で解決してくれたのだけど、本来ならば私が数週間前に拠点に電話して、問題を認識して、対策をうっていなければならないはずでした。
助けてくれた同僚に「ギリギリに確認してたらよくないよ」とやんわり注意され、冷や汗が止まりませんでした。
これをきっかけに、私は50箇所近い拠点に日々電話をかけてハードウェアがしっかり稼動しているか、確認する作業を始めました。はじめは電話するのもぎこちなかったけれど、とにかく場数を踏むに連れて慣れてきました。保留とか幾度かの掛け直しがあったりで、累計3-4時間かけたでしょうか。50拠点すべての電話確認を終えることができました。何となく、英語力が上達したように思いました。
失敗しないように先回りして努力するのが良いPMなのだけど、失敗して冷や汗をかいて、改善しようと努力して成長することも時には必要なのでしょう。
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最後に、英語で電話をするうえでのコツとして、ワンポイント英会話です。
こんな感じで電話をかけていました。(当方の業務の場合)
A:Thanks for calling for XX store, this is Mike, how can I help you? (XX店にお電話ありがとうございます、マイクです。どうされましたか?)
私:Hi Mike, can I speak with Linda, please? (マイクさんこんにちは、リンダさんいますか?)
A:OK, hang on sec. Whom am I speaking with? (お待ちください。どちら様ですか?)
私:Thanks, this is Hira from XX company (XX社のヒラ社員です)
B:(転送) Hi, thanks for calling this is Linda.
私:Hi Linda, this is Hira from XX company, working for YY project. I have a question for you. (リンダさんこんにちは、XX社のヒラです。YYプロジェクトに従事してます、質問があるんです)
B:Sure. (どうぞ)
私:Your store has a big black device in front of the storage, correct? (そちらのお店の倉庫の前に大きな黒い機械がありますよね?)
B:Yes. But we are not touching it. (ええ、でも誰も触ってませんよ)
私:I would like you to make sure that one is working. (その機器が動くか確かめていただきたいんです)
B: What do you want me to do? (何をすればいいんですか?)
…などなど。
学んだこと
・他人だろうが、とにかくファーストネームで呼びかける
→第一声の名前をキャッチするのがすごく大事。
・転送=新しく電話をかけたのと同じでイチからスタート
→日本みたいに「課長、XXさんがYYの件で電話してきました」なんて一切ない。
・簡潔にこれを教えてくれる?というスタンスで良い
→日本だと「XXをしているYYともうします。XXの件でお伺いしたいことがあってお電話さしあげたのですが…」だけど、相手からすると、「私ゃ何をすればいいんだい?」というのが最優先。
名乗る、相手の名前を呼ぶ、は結構重要テクっぽいです。
参考になりましたか?当ブログは、管理人(もと若手ヒラ社員)がPMPを受験するまでに行った勉強法などをご紹介しています。また、PMP試験を受験する際に、英文経歴を書くのに苦戦している方向けに、 プロジェクト経歴の英訳代行というサービスも行っています。2016年4月には3名から依頼があり、サービス開始から1年でのべ30名ほどを対応いたしました。
「このサービスまだやっているのかな?」 と気になってしまう方のため、ブログの生存確認的な意味で定期的に日記を公開しています。
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